梅宮大社(うめのみやたいしゃ)(Umenomiya Taisya)

所在地:京都市右京区梅津フケノ川町   鳥居地図情報鳥居

祭神:本殿四座
  酒解神(さかとけのかみ)[大山祇神]
  酒解子神(さかとけこのかみ)[木花咲耶姫命]
  大若子神(おおわくごのかみ)[瓊瓊杵尊]
  小若子神(こわくごのかみ)[彦火火出見尊]

相殿四座:
  橘清友公(たちばなのきよともこう)、
  橘嘉智子(たちばなのかちこ)[檀林皇后(だんりんこうごう)]
  嵯峨天皇
  仁明天皇(にんみょうてんのう)

社格明神二十二社 下八社式内社官幣中社

創建:縣犬養三千代

旧称:梅宮神社(うめのみやじんじゃ)

ご利益:子授け

 梅宮大社(うめのみやたいしゃ)の祭神は、嵐山の南、四条通の西端近くにたつ神社

 祭神は、日本最古の醸造の祖神といわれる
 酒解子神が一夜にして身ごもったといわれ、子授けと安産の神として信仰を集め、
本殿の横のまたげ石は、子授けのご利益があるといわれる

 かつて「梅宮」を「産宮」と書き、「産む」にちなんで「梅」が植えられたといわれ、梅が神花とされている

 3つの神苑は、梅・桜・杜若霧島つつじ杜若花菖蒲(はなしょうぶ)紫陽花(あじさい)睡蓮などが咲く、
花の名所の美しい庭となっている

梅宮大社の写真集

【梅宮大社の歴史・経緯】


【梅宮大社の祭神】

 祭神に、酒解神−酒解子神−小若子神の親子3代と、小若子神の父 大若子神
 橘清友公−橘嘉智子−仁明天皇の親子3代と、仁明天皇の父 嵯峨天皇が祀られ、
血脈相続の守護神とされる

 <本殿四座>
 酒解神(さかとけのかみ)(大山祇神)は、初めてお酒を作って神々に献じた酒造の祖神

 酒解子神(さかとけごのかみ)(木花咲耶姫命)は、酒解神の子供神

 大若子神(おおわくごのかみ)(瓊瓊杵尊)は、酒解子神の夫

 小若子神(こわくごのかみ)(彦火火出見尊)は、大若子神と酒解子神の子供神

 酒解子神は、大若子神と一夜の契りで小若子神を懐妊されお生みになり、
酒解子神は、歓喜して狭名田(さなた)の稲をとって天甜酒(あめのうまざけ)を造り飲まれたという
 この神話から、安産と造酒の神さんとして信仰を集めてきている

 <相殿四座>
 本殿四座と同じ関係の
 嵯峨天皇と、その子の仁明天皇、嵯峨天皇の后の橘嘉智子(檀林皇后)、橘嘉智子の父親 橘清友が祀られている

 檀林皇后(だんりんこうごう)が、子宝に恵まれず、梅宮大社で子授け祈願をされ、
御産殿「鈴の御殿」の床に、梅宮大社の砂を産屋に敷きつめて仁明天皇を安産されたといわれ、
子授け・安産の神さんとして信仰されるようになる

 嵯峨天皇は、書道に秀で三筆の第一であり、
 檀林皇后は、唐より名禅僧義空を招いて学問の寺 檀林寺を創建され、
 摂社の祭神 右大臣 橘氏公(たちばなのうじぎみ)は、日本最初の学校 橘学館院を創設され、
 橘逸勢は、三筆の一人であり、
 学業成就の守護の神々として尊崇されてきている

 仁明天皇は、日本最初の作曲者、横笛の名手であり、音楽芸能の守護神として崇められている


【梅宮大社の境内】

 平安時代
 梅宮大社のある梅津は、王朝貴族の夏の別荘地だった一帯
 神苑は、その趣が残っている

 <本殿(京都府登録文化財)>
 流造
 江戸時代中期
 1700年(皇紀2360)元禄13年の再建

 <楼門(京都府登録文化財)>
 左右に兵杖を帯びた神像を安置されている「随身門」
 豊磐間戸命(とよいわどまどのみこと)と奇磐間戸命(くしいわまどのみこと)が安置されている
 二層部には奉納された酒樽が並んでいる
 1700年(皇紀2360)元禄13年の再建
 1828年(皇紀2488)文政11年
 台風により大破し再建される

 <拝殿(京都府登録文化財)>
 1700年(皇紀2360)元禄13年の再建
 1828年(皇紀2488)文政11年
 台風により大破し再建される

 <またげ石
 本殿の東側に置かれている子宝の2つの丸い石、「血脈相続の石」といわれる
 夫・妻の順に3回またぐと子宝に恵まれるといわれている子授け祈願の霊石
 皇子をなかなか授からなかった嵯峨天皇の檀林皇后が、梅宮大社に祈願して、
後の仁明天皇(にんみょうてんのう)を授かったといわれる
 現在は、またげ石には、ご夫婦ご一緒に子授けの祈祷を受けると案内していただける
 白砂は、安産のお守りとされている

 <影向石(ようごうせき)
 本殿の西側にある
 「三石(みついし)」「熊野影向石(くまのようごうせき)」とも称される3個の神石
 紀州熊野から3羽の鳥が飛んできて石になったといわれ、末社 熊野社の神体となる

 <東門>
 1700年(皇紀2360)元禄13年の再建
 1824年(皇紀2484)文政7年
 一修家の寄進により再建される

 <神饌所>
 1905年(皇紀2565)明治38年の建立

 <社務所>
 1916年(皇紀2576)大正5年の建立

 <池中亭>
 1851年(皇紀2511)嘉永4年の建立

 <参集殿>
 1934年(皇紀2594)昭和9年の建立

 <北土塀(練塀)>
 1866年(皇紀2526)慶応2年の建立

 <築地塀>
 1866年(皇紀2526)慶応2年の建立

 <池泉回遊式庭園
 江戸時代に造営されたもの
 かつては桂川より水を引いていた
 茶室 池中亭があり、近年、梅以外の花を加えて花の名所となった

 <東神苑>
 咲耶池の周りには、杜若花菖蒲霧島つつじが咲く名所
 島の中にある茶席「池中亭」は「芦のまろ屋」とも称される茅葺(かやぶき)の建物

 <西神苑>
 35種550本の紅白の花に彩られる梅林
 祭神である木花咲耶姫命の「木花」が「梅」の古称といわれ、梅の花が梅宮の神花になっている
 金色の枝の「金枝梅」や、1本で紅白を咲き分ける「想いのまま」、呉服枝重、白牡丹、盤上の梅、
樹齢100年以上の老木など珍しいものもある
 「冬至梅」は、極早咲で12月末から咲き始める
 寒紅梅、丹紅、道知辺などが早咲きで、見頃は2月中旬より3月中旬
 遅咲のものは、3月下旬で、山桜と一緒に咲く

 江戸時代中期
 本居宣長(もとおりのりなが)が梅を献木して
   「よそ目にも その神垣とみゆるまで うえばや梅を千本八千本」と詠んだとされる
 約50種類の椿も植えられている
 ラッパ水仙が道路に沿って咲く

 <北神苑>
 紅玉池の周りに花菖蒲、八重桜、平戸つつじが咲く
 5月下旬〜6月下旬には、東神苑から北神苑にかけて60種類500本の紫陽花が咲き誇る名所

 <八重桜(やえざくら)>
 1975年(皇紀2635)昭和50年頃から神苑など境内一帯に植樹され、桜の名所にもなっている
 神苑の池の周辺など、20種類130本の桜の木がある
 淡いピンクの「大手鞠」や「松月」「大提灯」などが植えられた並木道の桜のトンネルが見どころ


【梅宮大社の末社】

 <若宮社(京都府登録文化財)>
 本殿の向かって右側にある  祭神:橘諸兄  配祀:橘嘉智子(たちばなのかちこ)
 橘諸兄は、生前中に正一位になった最初の人
 敏達天皇(びだちてんのう)の子孫で、葛城王(かつらぎおう)と称され、
母親 縣犬養三千代が死去されたとき、聖武天皇から贈られた橘の姓を継いだ
 聖武天皇の左大臣として仕え、井手に住んでおられたので「井手の左大臣」とも称された
 1700年(皇紀2360)元禄13年の再建

 <護王社(京都府登録文化財)>
 本殿の向かって左側にある
 祭神:橘氏公(たちばなのうじぎみ)  配祀:橘逸勢(たちばなのはやなり)
 橘氏公(檀林皇后の兄)は、嵯峨天皇の右大臣として仕え、日本最初の学校 橘学館院を創立する
 橘逸勢(檀林皇后の従兄弟)は、遣唐使として唐に渡り、嵯峨天皇と弘法大師と共に三筆とされる
 お二人は、日本の学問の興隆の基を築かれたとされ、学問の守護神とされる
 1700年(皇紀2360)元禄13年の再建

 <稲荷社>
 祭神:宇賀御魂神  配祀:猿田彦大神


【梅宮大社の祭事】

 <歳旦祭> 1月1日
 <古神札焼納祭(とんど祭)> 1月15日

 <甘酒祭>
 2月11日
 酒造安全、商売繁昌、健康厄除祈願が行われる
 酒造家から奉納された新しぼり酒粕から甘酒が作られて、神前にお供えされて、参拝者にも無料接待される

 <梅・産祭(うめうめまつり)>
 3月第1日曜
 子授け祈願・安産祈願が行われる

 <献酒報告祭(中酉祭)> 4月中酉の日

 <雅楽祭>
 4月第3日曜
 平安時代に、梅宮例大祭で初めて雅楽が奏されたことから「雅楽祭」と称されるようになる

 <例祭(神幸祭)>
 5月3日
 子供神輿16基などが氏子町を練り回る

 <仁明天皇祭> 5月第2日曜日
 <献酒祭> 5月中旬
 <檀林皇后祭> 6月第3日曜日
 <夏越大祓祭> 6月30日
 <清友公例祭> 7月2日

 <嵯峨天皇祭(夏祭)> 8月最終日曜
 梅津六斎念仏が奉納される

 <醸造安全繁栄祈願祭(上卯祭)> 11月上卯日
 <七五三詣り> 11月15日
 <年越之大祓(除夜祭)> 12月31日


梅宮大社の写真集

【梅宮大社へのアクセス】

 市バス 梅ノ宮神社前 徒歩約3分
 阪急電車 嵐山線 松尾駅 徒歩約15分

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